監物 博写真集「いのち・・・一木一草」 出版記念の会出席報告 |
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監物先生の監物 博写真集出版記念の会に同窓会枠ということで出席させていただきました。辻忠則先生(24期)が百周年記念誌の取材でパーテーが始まる前に監物先生にインタビューをされましたが、ここにも同席させていただきお話をお伺いいたしました。雪谷関係者は10期、19期、21期、24期と総勢13名出席。以下は同窓の皆様への簡単なご報告です。 監物先生は14年間雪谷高校で教鞭(数学科)を執られた後、成瀬高校に転出されました。監物先生については蛍友会会報「けいゆう」46号に記事が掲載されていますのでこれを転載させていただきます。 このパーテーで成瀬高校時代監物先生の同僚であった先生が、かって根津神社にご一緒された折り先生が、あの石段はいいねとかとにかく妙なものに感心されていたというエピソードを紹介されました。 監物博写真集「いのち・・・一木一草」はそんな先生の視点が集約されている写真集かも知れません。慌ただしく生活をしていてついつい見落としてしまうような小さな対象物を心を込めて写し撮った写真集だと思います。 相模原市立博物館学芸員の秋山幸也様がこの写真集に寄せられた推薦の言葉で 「「いのち」と題されたこの作品群には路傍の植物の生命力がみなぎっている。外来植物だけではない、ススキなどの在来植物だってがんばっている。潤いのかけらもないコンクリート路面の隙間から、死んだ川のような流水路から、石積みの間に歯垢のごとくたまった土の中から・・・・。彼らは静かに、しかし強く異議を申し立てている。我が身の業をかえりみよ、と。」と述べられています。 この写真集がモノクロであることについて、先生が所属されている現代写真研究所の何方か、モノクロ写真の特質についてお話になりました。 カラー写真だと日常そのままであり、ほとんど当たり前のこととしてつい見落としてしまうが、モノクロ写真は余計なものを一切捨ててその本体のみを見てくれという主張があるということを話されました。先生の撮られた写真群は日常の中でついつい見落としてしまう「いのち」を写し撮られたと理解しました。 このパーテーではとても有意義なお話をお伺いでき楽しい会でした。先生ご夫妻には呉々も健康にご留意いただき沢山の写真を発表して頂きたく同窓生一同心からお願い申し上げます。 9/17、18の雪谷祭に監物 博写真集「いのち・・・一木一草」を展示いたします。 |
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広報部・柳瀬和之(10期) |